明治27年創業 米づくりアドバイザー
株式会社
井澤商店
Izawa
Syouten
儲かる農業を応援したい!
- ライスセンター
- 肥料・農薬販売
- 栽培指導
- 米の卸・小売
- 米穀集荷
- 水稲育苗販売
- 施肥技術マイスター在籍
- 米・食味鑑定士在籍
- コシヒカリ
- キヌヒカリ
- きぬむすめ
- ヒノヒカリ
- あきたこまち
- ミルキークイーン
- にこまる
- 五百万石(酒米)
- 山田錦(酒米)
- はりまもち(もち米)
- 飼料用米
- 加工米、他
取材:兵庫フード協同組合
明治27年に創業した井澤商店は、兵庫県稲美町に現多木化学(株)の第1号特約店 米穀肥料商として創業した老舗。施肥技術マイスターも在籍しています。
現在では肥料・農薬販売だけでなく、お米の卸・小売販売なども手掛けています。取引きのある農家さんは、なんと800超え。
肥料の研究を120年以上続けた中で得た『米や野菜づくり』の技術を求め、全国各地より指南を希望する農家さんがその門を叩きます。
そんな井澤商店は、米殻集荷の機能も持ち、個別処理のライスセンターとして忙しい秋分を迎えます。
今注目される
個別処理の
ライスセンター
Interviewer's Questions
この時期、ライスセンターは大忙しですね。
稲が美しい町、稲美町は兵庫県の中南部に位置しています。
この地域は、コシヒカリ、キヌヒカリ、きぬむすめ、ヒノヒカリの栽培が盛んです。
早期水稲栽培も行われており、同じ品種でも ゴールデンウィーク中に田植えをし、8月中に稲刈りをする早生(わせ)の農家さんもあれば、6月入ってから田植えをし10月の中下旬に稲刈りをする晩生(おくて)農家さんもいますので、集荷のピークが2度来ます。
ライスセンターは、農家さんの代わりに農作業を行う言わば委託先で、井澤商店は昭和52年ごろからこの業務を開始しました。
ひと昔前までは農家さんが自分のところで作った米を収穫後乾燥調製し、農協や集荷業者に持って来られていましたが、理由があって農家さんができなくなった作業工程を請負うようになりました。
機械が壊れたり、キツい作業がこなせなくなったり、米価が下がり収益が上がらず農業経営が苦しくなったりなど、農家さんごとに様々な事情を抱えています。
Interviewer's Questions
この“個別処理”とはどういった意味合いですか?
農協系のカントリーは、農家さんが収穫した生の籾(もみ)を品種ごとにタンクに入れていく方式なので、“出てきた米はもう自分の米じゃない。”
自分が作ったのに自分の米が食べれないんです。これは、一生懸命に力を入れる農家さんにとってはとても残念な状況で、重量計算でのみ自分の獲れ目を知ることになります。
井澤商店では、各農家さんの獲れた籾を他の農家さんの籾と混ぜることなく、それぞれに乾燥して袋詰めする処理をしています。
袋詰めした米をどこに売るのかは農家さん次第。「井澤に売る」と言われたら、それを集荷します。もちろん農協や別の米業者に売ることも可能です。
個別処理で行う
メリット
Interviewer's Questions
“個別処理”は農家さんにとってメリットがありますか?
美味しくできた。うまくできなかった。たくさん獲れた。
そんな作業そのままの成績が非常に分かりやすく、反省として活かせるため、翌年以降の育て方が考えやすくなります。
熱心な農家さんの
熱心な想いを、
そのまま市場に出す。
個別処理ライスセンターで行う工程はあくまで全体の一部分ですが、『良い米づくり』を行いたい農家さんにとっては打ってつけのシステムです。
井澤商店には良い農家さんが集まっていますが、それは良いお米を作れる農家さんを増やしていった結果です。そう言う意味で、他にはあまりない集荷業者となっています。
The benefits of this method
The benefits of this method
- 自分の米を自分が食べられる(おかしな表現だが)
- より良くするために何をすれば良いかが検証できる = より良い米作りに取組める
- 一般には、もみの荷受から乾燥・もみすり・選別・出荷という4段階に行う収穫施設(乾燥精米調製施設)を指すことが多い。
- 井澤商店では、農家さんの代わりに稲刈り適期にコンバインを持って行き稲を刈ったりなども行う。
- 井澤商店は、乾燥して籾摺りをして袋詰めをする作業を自動化。食品衛生上の観点からも大手飲食チェーンからもご好評をいただく。
120年の技術が学べる
栽培指導付き
肥料販売
Interviewer's Questions
良いお米を作れる農家さんを増やす、とは?
井澤商店は肥料屋。昔から農家さんにアドバイスするということが当たり前でした。
多木化学が人造肥料を初めて開発し第1号の特約店としてスタートした経緯から、世に無いものを売る手段として、説明や使い方指導を先々々代の頃からやってきました。
今では、農家さんが井澤商店に相談しに来ることが当たり前の風土が根付いています。
農家さんの息子さん、その下のお孫さんが、井澤の2代目、3代目、4代目に繋がっている。
私も28歳の時に先生の下で本気で勉強に取り組み始めました。自分の田んぼを区画に分け、毎年 実験的に8〜10通りの育て方を試しながらPDCAサイクルを回し、改善を繰り返し研究してきました。5年くらい経過した時、師匠と慕った農家さんから質問を受けるようになり、その頃から次第に他の農家さんからも経験値を頼られるようになりました。
米作りは1年に一回。50年続けても、50回しか作れない。月一回PDCAサイクルを回すサラリーマンなら4年ちょっとの社員と同じ程度かも知れない。
だから、学びたい意識がある農家さんが井澤の『米づくり』の技術を求めて相談に来られています。
米づくりにとって、地域(気候・風土)という土台は大きい。ただ、そこにあぐらをかいている農家さんがいたら、育て方でそれを補って超えることは全然できるんです。井澤商店でも、現にそうやってコンテストで賞を獲る農家さんを何人も排出してきました。
産地に負けない米にするにはどうしたら良いかを考え、改善を繰り返すことで達成することができる。自分の米の味が分かる、個別処理のライスセンターだからこそできることでもありますね。
井澤商店でも、実際に検査時に取った各農家さんの米のサンプルを食べて、翌年のアドバイスに繋げています。
食味コンテストの
参加や開催
Interviewer's Questions
コンテストで賞ですか?
井澤商店の農家さんが出品するコンテストは、山形で開催される『あなたが選ぶ日本一おいしい米コンテスト』。このコンテストは他コンテストと違い、予選から人が食べて判断する(食味計を通さない)ところにあります。
着地点を決めてそこに到達できるように調整します。井澤商店にはその術がある。
1年のスケジュール設計を最初に決め、穂肥診断を行いながら、さらにその年の天候に合わせて穂肥を振るタイミングなどを細かく調整します。なかなかそこまでできる農家さんも少ないですけどね(笑)
このコンテストへの取り組みは、分かりやすく農家さんのおいしい米をアピールできる一つの方法として、おいしいお米を求める方たちとの出会いの機会を増やしています。
Interviewer's Questions
消費者が手を伸ばしたくなるきっかけになりますね。
昔の米はきれいで、味も良かった。気候のせいと言われますが、かける手間も全然違っていたと思います。現在は気候変動の影響もあり、ただでさえ過ごしやすい気候でなくなったのに、手間もかけられなくなった。それで健康な米を作るのは難しい。
農家さんが減り、1軒あたりの栽培面積も大きくなってきて、より手間がかけられなくなる。そんな米が一般流通し、消費量が減る。米価が下がる。負のスパイラルです。
こうして米離れが進んでいますが、美味しい米をつくる農家さんの米にはリピーターがついているので消費のペースが変わりません。自分が作った米を直接販売できています。この地域の個別処理の農家さんは、時代の流れに関係なく、昔ながらの方法を継続されている。面積が大きくないからできることでもあります。
そういうお米に消費者がどうやったら出会えるかを考え、井澤商店でも米コンテストを始めました。
困ったを解決したい!
と思って相談しに来た農家さんにとって、
井澤商店に来たことは必ずプラスにします。
Message to rice farmers
Message to rice farmers
儲かる農業を応援したい!という想いから、
今以上に儲けてもらうことを目標に情報提供をしています。
ZOOMを使った月4回の有料勉強会(購入者など)のほか、
月1回の無料勉強会を開催中です。
- Izawa Syouten's
集荷のフロー -
- 事前にTELで
買取可能か確認。 - 井澤商店
出荷用紙袋を
事前に購入。 - 持込み後、検査。
必要な書類は、
・検査委任状
・種子・苗の購入証明書 - 買取り。
- 振込みにてお支払い。
- 事前にTELで
集荷をご希望の場合は、お電話ください。
- 兵庫フード協同組合
株式会社井澤商店 会社名 株式会社井澤商店 業務内容 肥料・農薬販売・米殻集荷業 所在地 〒675-1111
兵庫県加古郡稲美町印南829連絡先 TEL:079-495-0019 /
FAX:079-495-3017
Mail:info@nihon-rice.com代表者 井澤 潤次朗 営業日 平日9:00〜17:00 取扱い品種 コシヒカリ、キヌヒカリ、きぬむすめ、ヒノヒカリ、
あきたこまち、ミルキークイーン、にこまる、
五百万石(酒米)、山田錦(酒米)、はりまもち(もち米)、
飼料用米、加工米、他
- 熱心な農家さんの熱心な想いを、そのまま市場に出す
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