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山田錦 主食促進プロジェクト|兵庫フード協同組合

それは、戦前に遡る

誕生から80年たった今なお、
多くの日本酒ファンを虜にしてきた
酒米(醸造用好適米)、『山田錦』。

生み出される数多くの銘柄は、
同じ酒米から醸造されたとは思えないほど、
多彩な味わいを醸し出しますが
とりわけ、兵庫県産の『山田錦』においては、
日本一の品質と謳われ、
独占的評価を受けています。

そんな誰もが知る"奇跡の酒米"は、かつて
無味無臭の特徴を活かし、
鮨米などとしても販売されていました。

しかし、太平洋戦争の最中
施行された食糧管理法で、
『山田錦』が醸造用玄米に分類され
主食用途としての販売が禁止。

以降、平成7年11月1日に
食管法が廃止になるまでの半世紀の間、
主食用の米として食卓にのぼること無く、
酒米としての普及を拡大させることとなります。

兵庫県での生産が80%を超える『山田錦』は、
全国の蔵元から最高の酒米として評されおり、
その中でも、吉川, 口吉川, 東条を中心とした北播磨地域は
『山田錦』特A地区として、
日本だけでなく、世界からも注目を集めています。

『山田錦』の特長

  • 特長 1
    粒が
    大きい
  • 特長 2
    色つやが
    良い
  • 特長 3
    透明感が
    ある

他に類をみない徹底した管理のもと生産される種。

火山灰が川で堆積した地層により、
マグネシウム,ケイ酸,リンなど
稲の生育に必要な養分を多く含み、
標高50〜150m、
夏の夜に温度差大きくなる谷間に
だんだんに広がる土地。

圃場の条件を把握し、
水管理・肥料管理をおこなう技術と情熱。

種、土地、人、歴史、全てが揃い
はじめて『山田錦』となります。

※ 特A地区産は、7,000円〜10,000円/10kg の
魚沼産コシヒカリにも負けない品質

こうして、酒米として
確固たる地位を築いてきた『山田錦』の
さらなるブランド向上を目指し、
より多くの人が口にできるメニューの開発を、
神戸市内でホテルや温泉旅館、結婚式場・宴会場、
スイーツ&ベーカリー店を運営する
「ラスイートグループ」と共同で取り組みました。

他の米と食べ比べ、その特徴を十分に把握した上で
『山田錦』のポテンシャルを最大限に引き出すよう、
試行錯誤を重ねます。

※「ホテル ラ・スイート神戸ハーバーランド」は
「ミシュランガイド兵庫2016特別版」で
「最上級の快適さ(神戸地区最高評価)」を6年連続受賞。
世界ブランドの
「スモール・ラグジュアリー・ホテルズ・オブ・ザ・ワールド」へ
日本のホテルとして初めて加盟を認められた
日本を代表するラグジュアリーホテル

近年では、海外での日本酒ブームの影響を受け、
酒造好適米の供給不足が続いていたこともあり
『山田錦』をはじめとする
酒造好適米の生産は増加傾向にあります。

一方で、酒造好適米は栽培が難しく、
高価になりがちなため、
栽培しやすい「加工用米」と呼ばれる安い米に
切り替える酒造も少なくありません。

このように、酒造好適米の需給状況は、
マーケットに大きく影響されてきました。

「加工用米」に比べ、加工用途で
使用することが少ないことから、
余剰米が発生したり、
かと思えば、生産者が主食用品種へ切り替え、
生産が追いつかないという問題が生じています。

日本酒という文化を守り、
技術を継承していくためにも
より円滑で安定的な取組みを
推進することが求められます。

兵庫フード協同組合では、
『山田錦 -主食促進プロジェクト-』を掲げ、
こうした問題解決の緒になるような
取組みを進めています。

兵庫フード協同組合
〒675-1111 
兵庫県加古郡稲美町印南829番地
TEL 079-495-0019(代)
/ FAX 079-495-3017
https://www.hyogo-f.or.jp/

谷郷肥料店 代表 
谷郷 昇
〒673-1104 
兵庫県三木市吉川町上中428
TEL 0794-73-0164
/ FAX 0794-73-0163
(株)井澤商店代表取締役 
井澤 潤次朗
〒675-1111 
兵庫県加古郡稲美町印南829
TEL 079-495-0019
/ FAX 079-495-3017
大西産業(株)代表取締役 
大西 晨夫 
〒651-1501 
神戸市北区道場町道場132
TEL 078-951-2525
/ FAX 078-951-1314